2月15日の深夜、豊島区内住宅密集地のアパート火災で近くの公園に設置してあった水道式初期消火装置「街かど消火栓」を近所の男性が使用し、消防隊の到着まで放水を続けて延焼防止のお役に立ちました。
消火作業者のお話し
発見時はすでに一階の火元は大きくなり、消火まで無理と思いましたが、2階や隣戸への延焼防止もあり、建物前の塀越しに放水。幸い放水は2階の天井まで届き、広い放射面積だったので延焼防止になったと思います。以前防災訓練で「街かど消火栓」が、あることを知っていて放水体験もしていたので、訓練が役に立ちました。ただ、発見がもう少し早ければ良かった。途中で、近くの消火器を玄関に回っても放射したが火勢いがすごく視界がゼロになった。その間も「街かど消火栓」は通りから2階まで放水でき良かった。
◎製造者:見解
火災後の現場を見ましたが、建物の構造などから消防隊の到着までの時間(5,6分程度)放水を継続できたこと、しかも2階の天井周辺まで放水できたからこそあの程度の延焼被害で済んだのだと思います。隣戸への延焼はわずかでした。
資料をご参考下さい。doc00874320210419142839