『足助』は伊奈街道の重要な中継地点として江戸時代から昭和前期まで栄えた町屋が密度高く並んだ商家町です。街道沿いには短冊状の敷地に平入・妻入りの母屋が間口一杯に立ち並びます。山側には足助川が流れ、川沿いには石垣を築き、川に張だすようにして座敷が建てられ独特の景観を作りだしています。 この地区は、地元名古屋市立大学の志田教授のご指導の下、防火防災対策が検討されていましたが、一昨年より、本格的に「街かど消火ハリアー」の設置が検討され、昨年の真夏の防災訓練時での放水体験で評価が確認されました。
※この足助で福井県若狭町熊川宿、鳥取県倉吉に次いで伝建地区は3例目となります。
観光ガイド:この地区の隣、道路を挟んだ向かいには足助川の両岸を真っ赤に染める”香嵐渓”(こうらんけい)と言うモミジのとてもとても美しい景勝地がございます。伝建エリア「足助」と合わせてぜひ一度足を運んでみてはいかがでしょうか。